おこめさんちのミミヨリな話

両耳小耳症&重度難聴の息子と、日々の徒然

物心ついた?

聴こえについては、ゆっくり、ゆっくりな歩みなのですが…

 

このところ、コメタが目覚めた感があります笑

 

まず、身体がしっかりしてきました。

ひとり座りができるようになり、つたい歩きも少〜し。さらに室内ジャングルジムの滑り台を下から登れるようになりました。

 

座れるようになると両手を使って遊べるようになるため、遊び方も進化しました。

容器から物を出したり入れたり。

物を両手に持ってぶつけてみたり。

 

真似っこも上手になりました。

お皿とスプーン、コップを持って食べたり飲んだりする真似っこ。

もっともっと(両手のグーをぶつける)、や、もう一回(人差し指をたてる)、痛い痛い(両手の人差し指をちょんちょん)などのサインを真似します。

理解しているサインも、おっぱい(グーパーグーパー)だけでなく、ちょうだい、すごいね、ごはん、おやつ、などと広がってきているように感じます。

 

ずっと待ちわびていたひとり座り。この先もずっとごろんのままだったりして…と考えてしまう日もありました。

晴れて座れるようになった後ろ姿が本当に可愛くて(親バカです)、見かけるとついにやにやと眺めてしまいます。

 

一歳一ヶ月。後追いもまだまだあって大変ですが、可愛い盛りです。

 

 

ぽろり

コメタの人工内耳埋込手術から、早いもので1ヶ月が経とうとしています。

今日は、コメタの手術痕をずっと守ってきてくれたボンド(のようなもの)がぽろり、と取れました。

 

今の技術は本当にすごいですね。

手術に際して、コメタは髪の毛も少しも剃りませんでした。手術後に抜糸も必要ありません。また、このボンド(のようなもの)のお陰で手術痕を濡らすこともそれほど気にせず過ごせました。1ヶ月くらいでぽろりと取れますよと聞いてはいましたが、まさにその言葉通り外れたのでびっくり。

ようやく露わになった手術痕を拝めるようになったわけですが、これがまたとてもきれい!耳の付け根の皺に沿って切ってくれたため、よ〜く見ないと切って手術したなんて分からないくらいです。

改めて、先生に感謝です。

 

あとはコメタがサウンドプロセッサーをつけてくれれば、音への反応が出てきてくれれば万々歳なのですが…早くも苦戦しています…(>_<)

コメコ、インフル罹患

珍しくコメコについてです。

 

この冬はコメタの手術を控えていたこともあり、家族全員が予防接種を受けて対策万全!と思い込んでいました。

インフルエンザ!

昨日、コメコの通う保育園からも流行の注意喚起がありました。

あらあら大変ね〜なんてのんきに構えていたら…わが家にも上陸してました(>_<)

 

今朝早くからごほごほ、ぐずぐず、触れた手が明らかに熱かったコメコ。

これはまずいと熱を計ると案の定39度の高熱。朝からかかりつけのクリニックへ主人が並び、受診しました。

やはり流行っていることもあってか即検査、そして陽性…

主人曰く、伸びた猫のようになった子どもたちが次々運び込まれてきてたとのことだったので、相当流行っているようです。

 

他の家族に移さないよう、コメコには可哀想ですが別室への隔離生活が始まりました。4歳のコメコには、同じフロアで過ごしていてもやはり一人の空間は寂しいようです。モニターを通して「ようじはないけどきてー!」の呼び出しが何度となくありました。

もちろん、コメタはそのお部屋には入室禁止。お昼寝の隙を狙ったり、主人に見てもらったりしてコメコとコメタの間を行ったり来たり。お休みの日でよかった。

 

病室(代わりの部屋)でコメコと二人きりで過ごしていて、思うところがありました。

コメタが生まれて1年ちょっと、最近こんな風にコメコだけを気にして過ごした時間がどれだけあったかな。

お膝に座らせて絵本を読んだこと、眠るまで手を繋いだり、頭を撫でたり、胸をトントンしたりしたこと。

小さな、そして身体に心配があるコメタをどうしても気にしてしまって、コメコのことをちゃんと見れていなかったんじゃないかって反省しました。

 

4歳になり、自分の世界に入って一人遊びすることも増えてきたお姉さんです。

体調を崩して、赤ちゃんの頃のように「おかあさん、おかあさん」と求めてくる姿を見てなんだか懐かしくなりました。ひとりっこのころは毎日二人でべたべたと過ごしていたなあ。寝る前にはいつも「だいすきだよ」「だいじ、だいじ」と声をかけて寝かしつけるのが習慣だったのに、いつのまにかそれも出来なくなっていました。

 

いわゆる きょうだい児 という立場であるコメコ。

きょうだいに障害があってもなくても、上の子ってそういうものなのかもしれませんが…

二人とも、私たちの可愛い子どもたち。

大事だよ、大好きだよ、ということは言葉と態度でこれからも、伝え続けていきたいなと改めて思い出させてもらいました。

コメコと二人きりの時間も、ときどきはもてるようにしたいな。

 

と、長くなりました&話は逸れましたが、わが家のインフルエンザとの戦いはまだ始まったばかり…(いやいやいや!終わらせたい!)

これ以上罹患者を増やすことなく、収束へ向かわせられるよう母は頑張りまーす!

音入れ

今日は音入れでした。

 

コメタが初めて触れる音。

どんな言葉で呼びかけよう、どんな反応をするのかな、とどきどきしながら迎えました。

コメタの祖母も動画撮影のために同伴です笑

 

機器の説明を少し聞き、コイルとサウンドプロセッサをコメタに装着。

すると言語聴覚士さん、積み木を取り出したと思ったらコメタと遊び始めた!

その間にもう一人の言語聴覚士さんはPCの画面とにらめっこしながら何かを調整している模様。

 

あれ、音入れ始まってる!?動画動画!

と慌てるものの、徐々に徐々に調整しているのもあってかその間コメタはほぼ無反応。むしろ積み木遊びにテンション上がっちゃってる模様…

 

しばらくそれを続けて、コメタが何か嫌がるそぶりを見せた…かな…?

というところで調整は終わりました。

 

今日のところはほとんどまだ聞こえてないくらいのところで調整してあるそうです。

なんだか、思っていたよりもずっと呆気なく終わった音入れでした(^^;)

 

まずはつけている状態に慣れることが最初の関門。

人工内耳を装用する左耳も、他の人に比べると3分の2ほどの大きさの耳介のため、サウンドプロセッサはそのままではかからないことが判明しました。

試しにこれまで使っていた補聴器のイヤーモールドとも繋げてみましたが、サウンドプロセッサの重さでぶらりぶらりと外れてしまいそうです。

今日の最終形態は、コイルだけつけてサウンドプロセッサはぶらーんとぶら下がっている状態。なぜかそれでも気にせずご機嫌に遊んでいたコメタ。

えっ、それでいいの!?

 

ちょっとあたると外れてしまうし、まだまだ作戦を練らなければいけませんね。

経過良好

晴天が続き、穏やかなお正月でしたね。今年もよろしくお願いします。

 

さて、コメタの人工内耳埋込手術から10日が経ちました。

昨日は経過を診てもらうため病院へ行ってきました。

経過、良好!

 

手術した側の耳には手術後からガーゼが詰めてあり、お風呂の際にもラップで覆うなどして濡れないようにしていたのですが、それもしなくてよくなりました。

徐々に元の生活に戻りつつあります。

コメタ自身も、はいはいしたりつかまり立ちをしたりと元気一杯に過ごしています。

 

ただ、手術をした左耳のあたりはまだ痛みがあるのか、違和感があるのか、寝返りはもっぱら右から。寝るときに下にするのもまだ右側ばかりです。入院中に比べたら、左側を下にすることも稀にあるかな、という感じ。

また手術による浮腫みも引いて、左側頭部に入れたインプラントが、触ってよく分かるようになりました。けっこうごりごりと感じるのだけどこういうものなのでしょうか…先生はこういうものですとのことでしたが。硬い床の上で寝返りを打ったり左側を下にして寝転んだりすると(するかな?)、かなり気になったり痛みがあったりするのではと思うくらいです。もっと皮膚が厚くなったり髪の毛が増えてきたらまた違うのかもしれません。

 

また、入院中常夏のように暖かい病棟で過ごしていた私たち。退院してみると外はちょうど寒波が…退院して早速風邪をひいてしまいました(>_<)

昨日の受診の際にも先生に相談してみたところ、中耳炎は人工内耳装用にもよくないそうで、先手を打つ意味でと抗生剤を処方されました。

 

来週には待ちに待った音入れです。

体調を整えて、予定通り音入れができるよう準備したいと思います。

手術後3日目 退院

コメタ、無事に退院できました。

久しぶりの我が家で、コメコと並んですやすや。やっぱり家が一番ですね。

 

今日は午前中に耳鼻科の診察を受け、特に問題もなくすんなりと退院になりました。

 

手術後は頭に分厚いガーゼとネット、両手に点滴のルートがとってありしばらくはとても動きづらそうでした。寝返りを打つにも手術側は分厚くガードされていて下敷きにすることができず、ぐるぐる巻きの手は身体の下からすっと抜くことができません。寝る体制が不自然で可哀想でした。

今日はそれらの装備のうち、最後まで残った右手のルートが外れました。

外してもしばらくはぐるぐる巻きのときそうしていたように手をグーのままはいはいしたり四つ這いになっていたりして。久しぶりにすっきりとした手になったね。

全ての装備が外れとても快適そうです。

 

家に帰ってきてからは、部屋や廊下を嬉々としてはいはいで行ったり来たり。楽しいね。嬉しいね。

 

かまり立ちをするたびに、転ばないかとはらはらしてしまいますがこれは仕方がないですね。

たっちやあんよが安定するまでは、注意して見守って行こうと思います。まだまだ、長い道のりになりそうですが(^^;)

 

汗ばむほど暖かい病棟で過ごしていたので、外に出てその寒さにびっくり。

風邪などにも注意しなければいけませんね。

夜は久しぶりに家族全員が揃って鍋を囲みました。

何気ないようなことにいちいち幸せを感じます。コメタの手術、入院があったからこそ気付くことができた大切なこと。

手術後2日目

コメタさん、今日は一日ご機嫌ななめなことが多かったな。

 

眠かったのか痛かったのか…

昨夜も夜中の3時頃からぐずぐず。ちょっと手こずりました。その割にお昼寝も早々に目覚めちゃったりしたしやはり眠気かな?

 

経過は良好のようです。

今朝の耳鼻科受診で、当てていたガーゼとネットが外れました。

この分なら明日の退院でもよさそうだとのこと。やった!

 

手術の傷があるのは、インプラントを入れた左側の耳の後ろの付け根。ちょうどしわのところだからほとんど目立ちません。今は傷口を保護するためのボンドのようなもので覆われています。これも、数週間で肌の新陳代謝とともにぼろぼろと落ちていくのだそう。今後抜糸も必要なく身体の負担が最小限に抑えられていることが分かります。有難いことです。

 

今日はシャワーも浴びることができました。手術後の傷跡と左耳の中に水がかからないよう注意しながらシャンプーまで!すっきりだねぇコメタ。本人はやはりこのときも機嫌が悪く終始ぐずぐずでしたが。家に帰ったら、しばらくはラップなどで耳を覆ってお風呂に入れることになります。母も頑張ります!

 

夕方じじばばに連れられてお見舞いに来てくれたコメコ。明日退院できそうと伝えるととても嬉しそうな様子。この期待を裏切るわけにはいきません。

コメタ、どうか朝までたっぷり寝て、明日は万全の状態で退院前の診察に向かいましょう!

 

(おそらく)病院で過ごす最後の夜です。本当にたくさんの人に支えられ助けられた入院生活でした。感謝、感謝です。