小さなお耳
無事産まれたコメタは、体を綺麗にしてもらったり身体測定をしてもらったりしてから身体を温める台へ。
おしゃべりだった出産直後とは正反対で、静かに、ぽやぁ〜んとゆっくり手足を動かし、生まれてきたこの世界の様子を伺っているようでした。
分娩台で処置をされながら、そんなコメタを眺めていると、先生から
「右耳が少し小さいね」
と指摘がありました。
寝かされているコメタはちょうど右側がこちらを向いている状態だったのですが言われるまで気付きませんでした。
またその状態では左右で比べることもできなかったので、そうなのか、でも小さいお耳も可愛いよね、と主人と話したくらいであまり深く考えませんでした。
出産直後のハイテンションだったのもあるのかな。
ただ、単一臍帯動脈による奇形、4分の1の確率に当たってしまったか…というのはよぎりました。