おこめさんちのミミヨリな話

両耳小耳症&重度難聴の息子と、日々の徒然

ようこそコメタ!

夜中に到着した産院、同じ頃主治医の先生も駆け付けてくれていました。

 

早速助産師さんに子宮口の開きを確認してもらったところ、5㎝。おお、なかなか開いてる!お昼頃までには生まれるかなーという見通しでした。…この痛み、まだまだ続くのか。

 

そんな中、律儀に、規則正しく、陣痛はやってきます。

助産師さんが私やお腹の赤ちゃんの様子からいろいろな体操を提案してくれ、痛みを逃したり休んだりもしながら取り組みました。

主人もさすが二人目の立会いなだけあって、陣痛時に尾骨のあたりを押してもらうのですがこの力加減や位置が的確!

とても助かりました。

 

みるみるうちに陣痛の間隔が狭まり、子宮口も徐々に開いていきました。

そのわずかな陣痛の合間、助産師さんに「トイレ行っとく?」と勧められ、今のうちに行っておこうとお手洗いへ向かいました。

「いきみたい感じになったらナースコール押してね」と案内されて、座り、おしっこをし始めた瞬間、

“どん!!!!!!!!!”

先ほどの助産師さんの案内、即採用!!急激にいきみたい感じに。猛烈な痛みに下着をあげるのもままならず、助産師さんに引きずられるようにして分娩室へ向かいました。

ちょうど看護師さんが席を外しており、助産師さんより「旦那さん、奥さん分娩台へお願い!!」

主人、急な展開に驚きながらも言われるがままに私を分娩台へ。

 

そうこうしてる間に先生、看護師さんも駆け付けいよいよ赤ちゃんを迎える体制が整いました。

私はといえば、とにかく痛みが酷くて「あーーーーーっ!」としか声が出ません。呼吸はこうだとか手をこうしてだとか指示を出されるのですが、「無理!無理無理!」状態…

コメコのお産のときもそうでしたが、ソフロロジーの本を読んだりして静かで穏やかなお産を目指していたのだけれど、やはり今回も程遠い感じになっちゃいました(ー ー;)

 

分娩時、赤ちゃんが苦しそうなので吸引分娩にします!と先生が。

元気に出てきてもらうのが一番なので(もう早く出てきてほしかったし)主人とともに同意をして、吸引分娩となりました。

 

そうしてコメタ、ついに誕生!

出てくるなり

ほにゃうにゃ△◇◉×⁂@♩…!!!!

ひとしきり何かを訴えていました。

朝の訪れと共に、言いたいこといっぱい抱えて生まれてきたのね。うん、聴くよ聴くよ。

 

けっこうチアノーゼ気味というか、やはり苦しかったのねと思わせる全身の色。

希望していたカンガルーケアも束の間でしたが、小さくて柔らかくてあたたかい、生まれたてのコメタをとても尊く愛おしく思いました。