おこめさんちのミミヨリな話

両耳小耳症&重度難聴の息子と、日々の徒然

入院前日、まさかの?

促進剤を入れる前日の夜、自宅から車で5分ほどの距離にある実家へプチお引越しをしました。

産後しばらくコメコ、コメタとともに里帰り生活をさせてもらうためです。

主人とコメコが沢山の荷物とともに車で向かう一方、私はコメタが少しでも下りてきてくれるよう、ダメ押しの徒歩里帰り。薄暗い、を通り越してほぼ日の暮れた頃でしたが、もこもこに着込んで黒いダルマのようになった妊婦はふうふう言いながら歩いたのでした。

 

実家に着くと、母に

「お風呂、これからしばらくゆっくり入らないだろうから、今日はゆっくり入っておいで」と言われ、確かに!湯船の暖かさをしーっかり味わってバスタイム楽しみました。

 

夕食は家族みんなで鍋を囲みました。

主人は両親からいつも通りビールを勧められていたのですが、「もしかしたらということがあるかもよ!?」と阻止したのは私。これが虫の知らせというものなのでしょうか。

明日の今頃には赤ちゃんが生まれてるなんて信じられないねーどんな子かなーなんて話しながら過ごしていたのですが、20時頃からお腹に鈍い痛みを感じるようになりました。ん?まさか?

痛みを感じる度に時計を確認すると、やはり定期的にきてる気がする…21時頃にはそう感じ家族に伝えました。

とはいえ、まだ間隔もあいているし明日は朝一で入院だし、コメコ寝かしつけなきゃだし…

ときどきぐぐぐっとくる痛みを気にしつつ布団に入りました。

 

…ね、眠れない。

主人とコメコがすやすやと寝息を立てる中、定期的にくる痛み、徐々に強まる痛みとの孤独な戦いが始まりました。

もう横にもなっていられず、みのむし状態でほそーく息を吐きながら痛みを逃して数時間。朝を待たずに陣痛の間隔は狭まっていきました。

3時頃だったかな、主人と母を起こして状態を告げ、産院に電話しました。

そして眠るコメコを実家に預け、予定より数時間早く産院へ向かうことになったのでした。

車中、ちょっとした段差の揺れが陣痛中のお腹にすごく響いたのが印象に残っています。

 

それにしても主人にビール、飲ませてなくてよかった…